2018年12月03日
ブログお引越しのお知らせ
毎度ながら・・更新が滞ってしまいすみません
いつも当センターのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、2015年より開設していたブログですが、
当センターHPの開設に伴い、ブログを移行することになりました。
てぃーだブログ様には長期に渡り、大変お世話になりました
今後はHPとfacebook内で、日々の活動や学童&保育に関する様々な情報を
発信していきたいと思います
今後ともよろしくお願いいたします
NPO法人沖縄県学童・保育支援センター
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NPO法人沖縄県学童・保育支援センター
住所:浦添市仲間1-1-5 伊波ビル201号室
TEL:(098)870-1838 FAX:(098)870-1838
mail:info@okinawa-gakudo.jp
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2018年11月06日
【沖縄市】児童館併設児童クラブの紹介
はいさーい
めっきり涼しくなった今日この頃ですが、
みなさん、元気にお過ごしですかー?
さて、今回は、今年度新たに整備された学童クラブを紹介したいと思います。
平成30年4月に沖縄市宮里中学校区に開所した「がじゅまる学童クラブ(公設民営)」です。(社会福祉法人運営)
受け入れ小学校区は、「宮里小学校」と「美原小学校」。
現在40名の児童がクラブに在籍しており(定員40名)、
連日、児童館に遊びにくる子と学童クラブに通う子ども達で施設周辺は賑わっているそうです!
早速、写真で紹介していきたいと思います。
↑外観。
正面は児童館の入り口になっています。
↑学童クラブ玄関。
児童館脇の門を奥へ進むと学童クラブの玄関があります。
↑室内玄関口。
広めの玄関口はバリアフリーになっています。
↑室内
天井に空間があるからか、音はそこまで響きませんでした。
(子ども達が居なかったからかな??)
↑疊間
静かな遊びやゴロゴロしたい子はここで過ごします。
カーテンで仕切れるようになっていますね。
↑白版(ホワイトボード)
表示や掲示、子ども達への連絡など、大きい白版は大活躍だそうです。
↑室内全景
玄関側から。窓も多く室内全体が明るい雰囲気です。
↑児童用ロッカー
子ども達一人ひとりにの空間です。
二段になっており、ランドセル以外の荷物なども収納できます
また、カバンを入れる空間もかなり広めに作られていました。
↑出窓
事務室・キッチン前の出窓です。
↑事務室・キッチン
左手に職員用事務机が設置されています。
↑キッチン
児童館と共用になっており、子ども達の料理作りなども行っているそうです!
↑シンク
広々していて使いやすそうですね
↑児童館出入口(屋内)
学童から児童館の出入り口です。
つきあたりが遊戯室(ホール)です
↑児童館の風景
左手奥が児童館の正面玄関です。
児童館は「公営」になっていて、職員同士連携しながら
それぞれの活動を行っているそうです。
↑ホールに続く通路
右手が倉庫とお手洗いです。
↑児童館ホール
新築なので、床もピカピカできれいでした
子ども達が賑やかに遊ぶ光景が目に浮かびます
↑トイレ
児童館と学童クラブは共用だそうです。
↑学童玄関口
玄関口にはミニ農園が設置されています。
今夏、ゴーヤーなど野菜を植えてみんなで収穫したそうです
↑手足洗い場
玄関そばに足洗い場も設置されています。
↑柵沿いの空間
子ども達が好きそうな場所を見つけました!
奥間で行くとつきあたります。
かくれんぼなどしているんでしょうね~
↑施設裏手
裏手には、学童クラブ専用の門扉設けられています。
二つの小学校の児童を受けれ入れているため
送迎車両で迎えに行っているそうです。
補足になりますが、、、
がじゅまる学童クラブ(宮里児童館)の向かいには、
若夏公園という大きな公園もあり子ども達が遊ぶにはうってつけの環境が整備されています!
小さなお子様連れでも十分楽しめそうな遊具も設置されているので、興味のある方は是非一度遊びに行かれてみてはいかがでしょうか
沖縄市では、今回が二つ目の「公設学童クラブ」の設置になります。
まだまだ全体的な課題はたくさんありつつも、前向きに取り組まれている行政の方々に拍手です
子ども達の育ち並びに保護者が安心して働ける環境づくりを、みんなで一緒に考えながら住みよい社会を作っていきたいですね!
最後まで読んで頂いてありがとうございました
皆様、体調を崩さぬよう気を付けて過ごして下さいね~
2018年10月23日
県外視察 愛知県(名古屋市、一宮市)2
こんにちは!
愛知県視察訪問報告パート2
2日目の午後は一宮市へ移動して公設の児童クラブの視察と担当課を訪問しました。
一宮市は、もともと直営(公営)だった児童クラブの運営を業務委託という形で民営に移行しています。児童クラブ数は114ヶ所、その内社会福祉法人が106ヶ所の児童クラブを運営しています。今回一宮市へは、現在実施している公設の施設整備について工期や予算の短縮、公設で民営を実施する際の行政の関りについてヒントをいただくため訪問しました。
最初に訪問した葉栗北校下(はぐりきたこうか)児童クラブは、小学校敷地内、2階建て3支援の単位で実施している児童クラブです。現場で対応して頂いたのは、一宮市担当課の豊田さん、丹下さん、運営主体で一宮市社会福祉事業団の代表臼井さん。
子ども達が早い時間に下校していたので、対応していただいた支援員の皆様にはご迷惑でなかったか心配でしたが・・・
広い玄関は室内とドアで仕切られていて、中の騒がしさを気にせずちょっとした話ができそうでした。
2階とは中の階段でつながっていました。安全面を考慮し入口をあえてひとつにしているそうです。もちろん、非常口もありました。
子ども達が作っていた着せ替え人形も魅力的でした(・∀・)
折り紙とセロハンテープで作っています。
次に訪問した外割田(そとわりでん)児童館児童クラブは児童館に単体・2支援の単位で併設されています。
左が児童館、右が児童クラブ
児童館の中にも児童クラブがあり約100名の児童がいて、合わせて160名の入所児童が帰ってきます。
一宮市は、公設民営といっても公営の仕様を引き継いでいて公営の色が濃い運営でした。利用申し込みは自治体で行い、利用料も一律です。支援員は登録制で雇用しており、子どもとの継続的な関わりを保障するなど、支援員配置について工夫がありました。
実施主体は市町村。というのが根付いている印象で、今後の沖縄県の行政の関りについても参考になるお話しを聞けました。
施設整備の工期短縮や予算確保などについても情報をいただきましたが、沖縄県の方が一括交付金を活用するなど予算的に充実しているのかもしれない。と感じました。今後スピード感をもって整備していけるように、市町村をサポートする為さらに視野を広げて選択肢を増やせるような情報収集をしていこうと思います。
最終日、名城大学理工学部建築学科の谷田研究室にお邪魔しました。
対応頂いたのは、名古屋市内児童クラブの施設整備に関わった谷田真准教授と井澤一級建築士の井澤さん。
1日目に現場で聞けなかった設計や建築の視点や意図。大学のゼミの活動として取り組んだ、地域を巻き込んだ学童保育作りなど、大切にした視点を意見交換させていただきました。
どのような取組みだったのか詳しくは「学童保育の育て方」を検索してみて下さい。谷田先生、井澤さんとは児童クラブの空間デザインについてこれからも連携していく事になりそうです
今回の視察・意見交換はこれからの沖縄の子育て支援に力添え頂けるものばかりでした。
事業をコーディネートしている立場、支援センターとして沖縄の子育て環境の充実に向けて多くの方々と繋がり、子ども達が安心して体験できる環境を保障できる沖縄県を支えられるよう、これからも頑張りたいと思います。
忙しい時間帯にも関わらず、対応していただいた皆様、ありがとうございました
子ども達の笑顔を絶やさない環境作りが大切ですね
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愛知県視察訪問報告パート2
2日目の午後は一宮市へ移動して公設の児童クラブの視察と担当課を訪問しました。
一宮市は、もともと直営(公営)だった児童クラブの運営を業務委託という形で民営に移行しています。児童クラブ数は114ヶ所、その内社会福祉法人が106ヶ所の児童クラブを運営しています。今回一宮市へは、現在実施している公設の施設整備について工期や予算の短縮、公設で民営を実施する際の行政の関りについてヒントをいただくため訪問しました。
最初に訪問した葉栗北校下(はぐりきたこうか)児童クラブは、小学校敷地内、2階建て3支援の単位で実施している児童クラブです。現場で対応して頂いたのは、一宮市担当課の豊田さん、丹下さん、運営主体で一宮市社会福祉事業団の代表臼井さん。
子ども達が早い時間に下校していたので、対応していただいた支援員の皆様にはご迷惑でなかったか心配でしたが・・・
広い玄関は室内とドアで仕切られていて、中の騒がしさを気にせずちょっとした話ができそうでした。
2階とは中の階段でつながっていました。安全面を考慮し入口をあえてひとつにしているそうです。もちろん、非常口もありました。
子ども達が作っていた着せ替え人形も魅力的でした(・∀・)
折り紙とセロハンテープで作っています。
次に訪問した外割田(そとわりでん)児童館児童クラブは児童館に単体・2支援の単位で併設されています。
左が児童館、右が児童クラブ
児童館の中にも児童クラブがあり約100名の児童がいて、合わせて160名の入所児童が帰ってきます。
一宮市は、公設民営といっても公営の仕様を引き継いでいて公営の色が濃い運営でした。利用申し込みは自治体で行い、利用料も一律です。支援員は登録制で雇用しており、子どもとの継続的な関わりを保障するなど、支援員配置について工夫がありました。
実施主体は市町村。というのが根付いている印象で、今後の沖縄県の行政の関りについても参考になるお話しを聞けました。
施設整備の工期短縮や予算確保などについても情報をいただきましたが、沖縄県の方が一括交付金を活用するなど予算的に充実しているのかもしれない。と感じました。今後スピード感をもって整備していけるように、市町村をサポートする為さらに視野を広げて選択肢を増やせるような情報収集をしていこうと思います。
最終日、名城大学理工学部建築学科の谷田研究室にお邪魔しました。
対応頂いたのは、名古屋市内児童クラブの施設整備に関わった谷田真准教授と井澤一級建築士の井澤さん。
1日目に現場で聞けなかった設計や建築の視点や意図。大学のゼミの活動として取り組んだ、地域を巻き込んだ学童保育作りなど、大切にした視点を意見交換させていただきました。
どのような取組みだったのか詳しくは「学童保育の育て方」を検索してみて下さい。谷田先生、井澤さんとは児童クラブの空間デザインについてこれからも連携していく事になりそうです
今回の視察・意見交換はこれからの沖縄の子育て支援に力添え頂けるものばかりでした。
事業をコーディネートしている立場、支援センターとして沖縄の子育て環境の充実に向けて多くの方々と繋がり、子ども達が安心して体験できる環境を保障できる沖縄県を支えられるよう、これからも頑張りたいと思います。
忙しい時間帯にも関わらず、対応していただいた皆様、ありがとうございました
子ども達の笑顔を絶やさない環境作りが大切ですね
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2018年10月23日
県外視察 愛知県(名古屋市、一宮市)1
こんにちは
かなり・・かなり更新が滞ってしまいました。
反省・・
さて、今回は先日行った
県外視察の様子をご紹介します。
視察の目的は3つ
1、施設整備の工期・予算短縮の事例や工夫
2、施設整備の空間工夫
3、公設の運営に関わる事例や工夫
10月10日 沖縄より県の担当課職員を含めた3名で愛知県入りしました。
1日目は愛知県学童保育連絡協議会へ。今回の視察を計画するにあたり、愛知県内の児童クラブの現状など事前に情報を頂きました。
対応していただいた中島勝さん、ありがとうございました。
2日目は愛知県名古屋市内にある放課後児童クラブを3か所訪問させていただきました。
名古屋市内の放課後児童健全育成事業は220ヶ所。その内約50ヶ所において、小学校内でトワイライトスクール(無料※保険関係別途有:全児童対象)やトワイライトルーム(有料:選択利用)事業を実施しており、名古屋市はそこに力を入れているという印象です。
民設民営の児童クラブも多く、約170ヶ所。
今回は、「子どもにやさしい学童保育ー学童保育の施設を考える(2018年1月13日㈱高文研発行)」で紹介されていた民設民営の児童クラブの空間工夫について視察を行いました。3日目に訪問する名城大学の谷田研究所の谷田真准教授と井澤幸住宅設計室の井澤さんが設計や建築の視点で深く関わっています。
1ヵ所目は高見学童保育所
名古屋市で独自に実施している「留守家庭児童専用室制度」により設置されたプレハブを、設計や建築の専門家の視点で空間や動線が意図的にデザインされていました。もちろん、現場の支援員の意見や子ども達の生活も考えられています。
特に、注目したのはスリット壁
動線を意図的にデザインする事で、室内に入ってからの視線の流れや、児童クラブの生活の流れをスムーズにしていました。子どもにとっては、緩やかに視線を遮る事で心を落ち着かせられたり、もたれかかったりできます。支援員としては、完全な壁では無いので子どもの気配を確認できますし、スリット壁は必要に応じて棚を作ったり、掲示に使用したりと自由にカスタマイズできます。
沖縄県内で整備が進んでいる公的な施設では、子どもの生活や成長・活動に合わせてカスタマイズするのが難しい事が課題となっているので、このスリット壁を公的な施設作りに上手く取り入れる事ができると良いのではと考えています。
その他、小上がり、くぼみ、棚の工夫、窓の位置、テラスなど、地域の状況や立地も踏まえた工夫がたくさんありました。
小上がりの場所(畳間)、カスタマイズされたスリット壁
子どもに人気のアルコーブ。こもれるくぼんだ場所
ベンチ式の棚。全部引き出す事もできます
外からの目線、こぼれる光、中からの視線が考えられた窓
室内と地域に繋がる外を緩やかにつないだテラス
高見学童保育所支援員の立嶋さん、設計室の井澤さん(一級建築士)ありがとうございました。
2ヶ所目は庄内学童保育クラブ
こちらは空テナントを利用しています。
庄内学童保育クラブでは、支援員の佐藤さんと、私達が視察の参考にした本「子どもにやさしい学童保育ー学童保育の施設を考える」の執筆者でもある鈴木愛子さんが待っていてくれました。移転のご苦労も含め、どのように児童クラブを作りあげてきたのか貴重な話しを聞く事ができました。1ヶ所目の高見学童から井澤さんと名城大学の学生さんも同行してくれました。
この施設で特に注目したのは2支援の単位で実施している空間の区切り方
奥は2支援の単位で区切られた空間。手前はキッチンスペース
この施設でも動線が考えられており、支援の単位ごとの空間を取り囲むように廊下のような動線が確保され、スリット壁を応用した低い壁と広い感覚のスリットが空間をゆるやかに区切っていました。
壁の高さは、子どもの視点と大人の視点が考えられています
みんなが落ち着けるような場所と、こもる場所、活動的に動ける場所も意図的に配置されていました。
もちろん、大きな倉庫も入口を入ったらすぐの場所につくられています。
庄内学童保育クラブの皆様ありがとうございました。
左から、神田、池田さん、鈴木さん、井澤さん
3ヶ所目は、いのう学童保育クラブ。
いのう学童は今回の施設整備のスタートのクラブで、庄内学童の移転分割の際に、いのう学童が誕生しています。
もともと2階建ての住宅兼テナントの物件を児童クラブ仕様に改装して利用していますが、設計から工事完了まで約2ヵ月という短期間だったとの事。保護者運営で物件探しから子ども達の受入れまでに相当のご苦労があったと思います。
こちらの学童では、支援員の大谷さんと、鈴木さん、井澤さん、名城大学の学生さんが同行してくれました。
廃材を利用したフローリング
その後、スリット壁が生まれる原型でしょうか・・・
台所と子どものスペースの間の壁を打ち抜いて、空間を繋げていました
今回訪問したクラブの整備で大切にされていたのは、子ども達や保護者が一緒に関わっていくプロセスでした。本人たちが関わっていく、地域が関わっていけるように名城大学の谷田研究所が丁寧にDIYや数回のワークショップをとおしてデザインしていました。児童クラブに愛着をもって過ごして欲しい。そんな想いも込められているようです。
愛知県視察の様子は2回にわけて報告いたします。
次回は、一宮市(児童クラブ視察、担当課訪問)、名城大学谷田研究所について報告いたします。
次の投稿も見て頂けるとうれしいです。
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かなり・・かなり更新が滞ってしまいました。
反省・・
さて、今回は先日行った
県外視察の様子をご紹介します。
視察の目的は3つ
1、施設整備の工期・予算短縮の事例や工夫
2、施設整備の空間工夫
3、公設の運営に関わる事例や工夫
10月10日 沖縄より県の担当課職員を含めた3名で愛知県入りしました。
1日目は愛知県学童保育連絡協議会へ。今回の視察を計画するにあたり、愛知県内の児童クラブの現状など事前に情報を頂きました。
対応していただいた中島勝さん、ありがとうございました。
2日目は愛知県名古屋市内にある放課後児童クラブを3か所訪問させていただきました。
名古屋市内の放課後児童健全育成事業は220ヶ所。その内約50ヶ所において、小学校内でトワイライトスクール(無料※保険関係別途有:全児童対象)やトワイライトルーム(有料:選択利用)事業を実施しており、名古屋市はそこに力を入れているという印象です。
民設民営の児童クラブも多く、約170ヶ所。
今回は、「子どもにやさしい学童保育ー学童保育の施設を考える(2018年1月13日㈱高文研発行)」で紹介されていた民設民営の児童クラブの空間工夫について視察を行いました。3日目に訪問する名城大学の谷田研究所の谷田真准教授と井澤幸住宅設計室の井澤さんが設計や建築の視点で深く関わっています。
1ヵ所目は高見学童保育所
名古屋市で独自に実施している「留守家庭児童専用室制度」により設置されたプレハブを、設計や建築の専門家の視点で空間や動線が意図的にデザインされていました。もちろん、現場の支援員の意見や子ども達の生活も考えられています。
特に、注目したのはスリット壁
動線を意図的にデザインする事で、室内に入ってからの視線の流れや、児童クラブの生活の流れをスムーズにしていました。子どもにとっては、緩やかに視線を遮る事で心を落ち着かせられたり、もたれかかったりできます。支援員としては、完全な壁では無いので子どもの気配を確認できますし、スリット壁は必要に応じて棚を作ったり、掲示に使用したりと自由にカスタマイズできます。
沖縄県内で整備が進んでいる公的な施設では、子どもの生活や成長・活動に合わせてカスタマイズするのが難しい事が課題となっているので、このスリット壁を公的な施設作りに上手く取り入れる事ができると良いのではと考えています。
その他、小上がり、くぼみ、棚の工夫、窓の位置、テラスなど、地域の状況や立地も踏まえた工夫がたくさんありました。
小上がりの場所(畳間)、カスタマイズされたスリット壁
子どもに人気のアルコーブ。こもれるくぼんだ場所
ベンチ式の棚。全部引き出す事もできます
外からの目線、こぼれる光、中からの視線が考えられた窓
室内と地域に繋がる外を緩やかにつないだテラス
高見学童保育所支援員の立嶋さん、設計室の井澤さん(一級建築士)ありがとうございました。
2ヶ所目は庄内学童保育クラブ
こちらは空テナントを利用しています。
庄内学童保育クラブでは、支援員の佐藤さんと、私達が視察の参考にした本「子どもにやさしい学童保育ー学童保育の施設を考える」の執筆者でもある鈴木愛子さんが待っていてくれました。移転のご苦労も含め、どのように児童クラブを作りあげてきたのか貴重な話しを聞く事ができました。1ヶ所目の高見学童から井澤さんと名城大学の学生さんも同行してくれました。
この施設で特に注目したのは2支援の単位で実施している空間の区切り方
奥は2支援の単位で区切られた空間。手前はキッチンスペース
この施設でも動線が考えられており、支援の単位ごとの空間を取り囲むように廊下のような動線が確保され、スリット壁を応用した低い壁と広い感覚のスリットが空間をゆるやかに区切っていました。
壁の高さは、子どもの視点と大人の視点が考えられています
みんなが落ち着けるような場所と、こもる場所、活動的に動ける場所も意図的に配置されていました。
もちろん、大きな倉庫も入口を入ったらすぐの場所につくられています。
庄内学童保育クラブの皆様ありがとうございました。
左から、神田、池田さん、鈴木さん、井澤さん
3ヶ所目は、いのう学童保育クラブ。
いのう学童は今回の施設整備のスタートのクラブで、庄内学童の移転分割の際に、いのう学童が誕生しています。
もともと2階建ての住宅兼テナントの物件を児童クラブ仕様に改装して利用していますが、設計から工事完了まで約2ヵ月という短期間だったとの事。保護者運営で物件探しから子ども達の受入れまでに相当のご苦労があったと思います。
こちらの学童では、支援員の大谷さんと、鈴木さん、井澤さん、名城大学の学生さんが同行してくれました。
廃材を利用したフローリング
その後、スリット壁が生まれる原型でしょうか・・・
台所と子どものスペースの間の壁を打ち抜いて、空間を繋げていました
今回訪問したクラブの整備で大切にされていたのは、子ども達や保護者が一緒に関わっていくプロセスでした。本人たちが関わっていく、地域が関わっていけるように名城大学の谷田研究所が丁寧にDIYや数回のワークショップをとおしてデザインしていました。児童クラブに愛着をもって過ごして欲しい。そんな想いも込められているようです。
愛知県視察の様子は2回にわけて報告いたします。
次回は、一宮市(児童クラブ視察、担当課訪問)、名城大学谷田研究所について報告いたします。
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2018年09月04日
事業紹介ページの開設および調査のご案内
お久しぶりの更新です
お知らせです
センターHPに事業専用ページが追加されました!
事業内容、県支援事業を活用して設置された児童クラブの外観写真を掲載しております。
是非ご覧ください
そして、今年度も「沖縄県放課後児童クラブ実施内容等調査」が始まります
先日、対象となる児童クラブへ調査票を発送いたしました。
この調査は沖縄県が実施する調査となりますので、必ずご提出ください。
また、今回は電子回答用シートもご用意しております
シートの取得につきましては、調査票と同封の文書をご確認ください。
お忙しいところ大変恐縮ですが、調査票への回答をよろしくお願い申し上げます。
2018年08月15日
市町村と一歩*いっぽ with久米島町☆
はいた~い
投稿が遅くなりましたが、6月26日久米島町へ訪問&視察に行ってきました。
久米島町は、まだ放課後児童健全育成事業としての児童クラブはありませんが、これから整備をしていくにあたり独自で児童クラブのニーズ調査を行っていました。
また、「風の帰る森プロジェクト」で銭田森林公園内に建設中の施設「風の帰る森」を視察させていただきました。この施設では、訪れる親子を育み、久米島の自然を守り未来を託す事を目的にいろいろな活動を行う計画とのことで、その中の事業の一つとして児童クラブも運営される予定です。
担当課、設計士、現場監督の皆さん
敷地内は、自然が溢れていて色々探索したくなるような場所でした。
とても幻想的な場所も発見しましたよ。
これからの久米島町の取り組みが楽しみです!
支援センターでも、放課後児童健全育成事業をスタートしていく久米島町をサポートしていきます。
担当課の皆さま、現場の皆さま、ありがとうございました。
投稿が遅くなりましたが、6月26日久米島町へ訪問&視察に行ってきました。
久米島町は、まだ放課後児童健全育成事業としての児童クラブはありませんが、これから整備をしていくにあたり独自で児童クラブのニーズ調査を行っていました。
また、「風の帰る森プロジェクト」で銭田森林公園内に建設中の施設「風の帰る森」を視察させていただきました。この施設では、訪れる親子を育み、久米島の自然を守り未来を託す事を目的にいろいろな活動を行う計画とのことで、その中の事業の一つとして児童クラブも運営される予定です。
担当課、設計士、現場監督の皆さん
敷地内は、自然が溢れていて色々探索したくなるような場所でした。
とても幻想的な場所も発見しましたよ。
これからの久米島町の取り組みが楽しみです!
支援センターでも、放課後児童健全育成事業をスタートしていく久米島町をサポートしていきます。
担当課の皆さま、現場の皆さま、ありがとうございました。
2018年08月15日
市町村と一歩*いっぽ with嘉手納町☆
市町村と一歩*いっぽ
今回は嘉手納町です。
嘉手納町内には児童クラブが5ヶ所あり、その内の3か所、公設公営で運営されています。
町内の児童クラブニーズも増えており、今回の訪問では受け皿確保や施設整備の必要性、現状と課題について意見交換させていただきました。
子ども達の安心安全な環境作りに向けて当センターでも、嘉手納町の現状を踏まえ、支援していきたいと思います。
担当課の皆さま、ありがとうございました。
今回は嘉手納町です。
嘉手納町内には児童クラブが5ヶ所あり、その内の3か所、公設公営で運営されています。
町内の児童クラブニーズも増えており、今回の訪問では受け皿確保や施設整備の必要性、現状と課題について意見交換させていただきました。
子ども達の安心安全な環境作りに向けて当センターでも、嘉手納町の現状を踏まえ、支援していきたいと思います。
担当課の皆さま、ありがとうございました。
2018年08月15日
市町村と一歩*いっぽ with名護市☆
市町村と一歩*いっぽ
今回は名護市です。
名護市では現在、市全体の施策状況の見直しを図り、優先すべき事業を検討している段階のようです。
予算確保が厳しい状況ではありますが、施設が無い地域や、児童クラブのニーズ等も含め、施設整備を実施する方向性は変えずに検討していきたいとのことでした。 当センターでも、引き続き状況に合わせた支援をしていきたいと思います。
担当課のみなさま、ありがとうございました
その後、市内の児童クラブへちょこっとお邪魔させていただきました
名護市 にこにこ学童大西クラブ(大西公民館内)
手作りの看板が目印です
名護ひかり学童クラブ(名護幼稚園内)
訪問した際、ちょうどおやつを食べようとしたところでした
私達のために、急遽 イベントで披露予定の歌を歌ってくれました
おやつ前にごめんよぉ・・・((((;'∀') そしてありがとう!!!!!
夏休み期間です!
ケガの無いよう、めいっぱい遊んでね
今回は名護市です。
名護市では現在、市全体の施策状況の見直しを図り、優先すべき事業を検討している段階のようです。
予算確保が厳しい状況ではありますが、施設が無い地域や、児童クラブのニーズ等も含め、施設整備を実施する方向性は変えずに検討していきたいとのことでした。 当センターでも、引き続き状況に合わせた支援をしていきたいと思います。
担当課のみなさま、ありがとうございました
その後、市内の児童クラブへちょこっとお邪魔させていただきました
名護市 にこにこ学童大西クラブ(大西公民館内)
手作りの看板が目印です
名護ひかり学童クラブ(名護幼稚園内)
訪問した際、ちょうどおやつを食べようとしたところでした
私達のために、急遽 イベントで披露予定の歌を歌ってくれました
おやつ前にごめんよぉ・・・((((;'∀') そしてありがとう!!!!!
夏休み期間です!
ケガの無いよう、めいっぱい遊んでね
2018年07月25日
児童クラブ視察 with恩納村
6月25日 晴
この日は、恩納村担当課と一緒に児童クラブの視察を行いました。
今回、恩納村が児童クラブの施設整備に向け、担当課・児童クラブ支援員・設計業者が一緒になって公的な施設を活用している児童クラブを視察しました。
実際に運営している児童クラブの施設・設備や子ども達が生活している状況を見る事で、恩納村に合った児童クラブ作りを具体的にイメージしていただけたと思います。
視察させて頂いた児童クラブは2か所
沖縄市の山内小学校敷地内にある「山内学童さん」
沖縄市の山内学童支援員より説明を受けています
奥の倉庫もしっかり確認!
業者の方も一緒に計測して確認
そして、中城村の中城小学校内の余裕教室を利用している「ひだまり学童クラブさん」
ひだまり学童さん宜しくお願いします。
質問に答えていただいています
最後に、山内学童に戻り、子ども達が生活する様子も視察しました。
山内学童さん子ども達が帰ってきました
山内学童のデッキ横には外遊びの場が
元気な子ども達の様子を見ながら、子どもが豊かに生活し成長を育む環境作りの大切さを改めて考えた1日になりました。
恩納村の皆さま、お疲れ様でした。
そして、視察を受け入れて頂きました児童クラブの皆さまありがとうございました。
この日は、恩納村担当課と一緒に児童クラブの視察を行いました。
今回、恩納村が児童クラブの施設整備に向け、担当課・児童クラブ支援員・設計業者が一緒になって公的な施設を活用している児童クラブを視察しました。
実際に運営している児童クラブの施設・設備や子ども達が生活している状況を見る事で、恩納村に合った児童クラブ作りを具体的にイメージしていただけたと思います。
視察させて頂いた児童クラブは2か所
沖縄市の山内小学校敷地内にある「山内学童さん」
沖縄市の山内学童支援員より説明を受けています
奥の倉庫もしっかり確認!
業者の方も一緒に計測して確認
そして、中城村の中城小学校内の余裕教室を利用している「ひだまり学童クラブさん」
ひだまり学童さん宜しくお願いします。
質問に答えていただいています
最後に、山内学童に戻り、子ども達が生活する様子も視察しました。
山内学童さん子ども達が帰ってきました
山内学童のデッキ横には外遊びの場が
元気な子ども達の様子を見ながら、子どもが豊かに生活し成長を育む環境作りの大切さを改めて考えた1日になりました。
恩納村の皆さま、お疲れ様でした。
そして、視察を受け入れて頂きました児童クラブの皆さまありがとうございました。
2018年07月25日
市町村と一歩*いっぽ with与那原町☆
市町村と一歩*いっぽ
今回は与那原町です。
与那原町は、9ヶ所の児童クラブに307名の児童が在籍しています。(5月1日時点)
児童館を利用している児童も多いとの事ですが、保護者が安心してお仕事等をする環境を作るためにも児童クラブの整備を計画的に進めていただき、児童館と連携して地域の子ども達が過ごす環境を整えて頂けたらと思います
また、担当課の皆さんも前向きに環境整備について検討していて、とても心強く感じました
私たちも頑張っている担当課、現場の支援員さんを支えられるよう、これからも支援を頑張ります!
担当課のみなさま、ありがとうございました
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NPO法人沖縄県学童・保育支援センター
住所:浦添市仲間1-1-5 伊波ビル201号室
TEL:(098)870-1838 FAX:(098)870-1838
mail:info@okinawa-gakudo.jp
Blog:http://npookinawagakudouhoiku.ti-da.net/
Facebook:https://www.facebook.com/gakudou.okinawa/
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今回は与那原町です。
与那原町は、9ヶ所の児童クラブに307名の児童が在籍しています。(5月1日時点)
児童館を利用している児童も多いとの事ですが、保護者が安心してお仕事等をする環境を作るためにも児童クラブの整備を計画的に進めていただき、児童館と連携して地域の子ども達が過ごす環境を整えて頂けたらと思います
また、担当課の皆さんも前向きに環境整備について検討していて、とても心強く感じました
私たちも頑張っている担当課、現場の支援員さんを支えられるよう、これからも支援を頑張ります!
担当課のみなさま、ありがとうございました
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